利益を出し続ける企業の生産技術はココが違う!
ものづくり企業への就職を目指す若者の勉強に役立つ。
企業の管理者や経営者が知っているべきことをまとめ上げた書籍です。
システムエンジニアの方に必要なものづくり実務知識です。
ものづくりの考え方を中心に毎日記録したメモを整理し、体系化したものです。27年間のメモの成果を本にまとめたものです。
製品開発のプロセスにおける生産技術や製造部門との関わり方、役割について多くのトヨタの取組を解説しています。
14年間の電気、機械、重機のものづくりコンサルタントの中で、業務の進め方や役割認識が問題である多くの企業に接してきました。
結局、トヨタ生産方式のテキスト本を読んだだけでは、理解できないことが世の中には説明されていないと感じました。
現場の観察は重要ですが、なぜ、現場を観察する必要があるのかを理解されていない経営者やエンジニアや管理者の多くの方にお話をしてきました。
トヨタ生産方式がすぐにマネできない理由は、その方式を必要とした背景理解が不足していることだと思いました。
トヨタ生産方式でよく使われる言葉だけを語り、いかにも分かっているように、あるいはできているように考えてしまうことは何故おこってしまうのだろうか
自動車と私達の製品は違うから、同じようにはできないという意見も多く聞かれました。
今日のIT技術を用いると、もっと進化した生産方式が完成できると思います。ドイツのように進めることも良いと思います。
古き思想も重要で、更に、今日的な技術やグローバル環境を前提とした新しい思想も必要です。
ものづくり=生産管理=在庫管理ではないことは皆さん良く理解されていることと思います。しかし、これを中心においた生産では、管理だけのものづくりになってしまいます。
ものづくりには、ものを作る人の心や意識など、姿勢が一番重要です。1人でものを完成させる職人であれば、全部をしっかりと行うはずです。
しかし、組織でものづくりをする場合に、職人のような責任感のその範囲を、自分の組織の役割の中だけに閉じ込めてしまう習慣が生まれてきます。
その習慣はやがて、先輩から若者たちに伝承され、悪しき企業風土となっているならば、大きな経営的な問題だと理解していただけると思います。
このようなことから、人や組織の役割と関係組織との関わり方、仕入れ先との関係など、広い視点で、働く人の心や意識を展開するために、考え方をまとめて出版をしました。