製造業のDXに使える知識の記録には写真が優れている理由とは。

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写真を撮ることは日常的で老若男女にて習慣となってきている。これは、記憶をするよりも記録をする方が楽であることが社会共通の認識となったのだと思う。
 もちろん携帯スマホにカメラが付加されたことと、それにテキストが書けて、他者と共有できるデバイスの役割が大きいことは言うまでもない。

 若い人の行動を見ていると店に行っても食事の写真を撮っている。服屋に行って試着時の写真を撮り、第三者的な観察をする。TVの画面も写真を撮って、後で皆と見て楽しむ。TVに映っている情報も写メを撮って記録する。手書きでメモするよりも、間違えることなくシンプルな方法である。

 私はスマホを一番使うやり方は、本や雑誌などの新鮮な記述や観点を写メして保存している。必要な場合には文字認識しテキストで保存している。これらのデータは、ckweb2 に保存している。CKWEB2の詳細はこちらから。
その後はカテゴリーに分類している。実はこれがちょっと面倒である。分類の中を時々眺めて、考えたことを写真の中に特徴点記述によりテキストを書き込んでいる。

 写真は同時に撮影時刻と撮影位置座標を記録してくれる。この基本情報が情報の検索に大いに役立っているのはスマホのアプリを見ていると良く分かる。

 しかし、私が写真を分類する時に、何かが基本的に情報が足りない。人は撮影しようと思った時に、なぜそれを撮影しようとしたのかを意識しているはずである。やみくもに撮影しようとは思わない。例えば、きれいな景色だなとつぶやいたら、景色というタグがその写真に登録するようにしたいと思う。これだけでも、その後の整理が効率化する。

 後で写真一覧を見て、これはなぜ撮ったのだろうかと思うことが時々ある。結局は、撮影した瞬間にその目的を記録しないと、後に面倒なことになるだけである。タグは間違いのないように付加したい、そしてそのタグがついたものを完全に全てを表示させたいのである。おおよそこんな程度の検索精度というのでは、信頼性が不足して活用できないからである。

 記録とは、その瞬間にその気づきを写真と共に保存できるようにしてこそ価値がある。だから製造業には写真の記録が必要である。


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