パンフレットは絵と文字で作られている。絵は記憶の忘却を減らす効果がある。印象も残るからだ。看板も雑誌の表紙も絵と文字で埋められている。このように絵と文字は人に何かを伝える場合の標準構成だ。
絵と文字を用いて、そこに書かれていないことを連想させることが知識の記録方式として良いのだと考えている。時間軸のあるものは、その絵と文字を入れ替えれば良い。
絵や文字はそれぞれ、絵や文字と関係性を持つ。このようなことが知識の記録方式として実現できれば良い。
絵や文字の検索を確かなものにするために、絵や文字の親の絵や文字を定義できるようにする。最初に決まっている必要はない。人の思考は後で分類を決めたるのが都合が良い。
絵や文字の親の絵や文字から検索を的確に行うために、全体を全文検索の対象とする。その結果の選択は心理学にあるように、欲しい情報の絵を人が見つけることとする。それを指定することで、その以下のデータ関係性の中に、必ず欲しいデータがあるようにする。
欲しい情報には感動的な表現を付与する様にする。喜怒哀楽についてのタグを持たせる。感動を持ちながら、人は仕事をしているはずだから。感動に結びついて記憶は忘れにくい。思い出しやすい。この関係を検索に含めることができるようにする。
見つけた情報には、知らない情報も参照関係として付与されている。その付与された理由whyもテキストで記録されていること。それにより、今の自分に必要かどうかが判断できる。そして、記憶にもその知識が一時的に記録される。
絵や文字には添付ファイルを保存できる。この時、絵や文字の添付ファイルに変換し、参照関係をセットできること。
以上を特徴点登録法を用いて特徴点に区分を定義することで、組織、機能、役割、目的、現象などの情報を座標点に多重登録する。
絵や文字は、全体を表現する構造的な図にすべきであり、業務ならば、その業務の最終アウトプットである絵や文字により、その絵や文字の中にその全ての情報がネットワーク的に記録されていることを誰もが認識できる対象を用いることが重要である。
以上が、これまでの知識の記録方式についての具体的ニーズから抽出される基本的要件である。