製造業の品質管理はデジタルトランスフォーメーションのテーマの一つである。

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品質管理には主に設計、生産、検査、品証が相互に機能している必要があります。

それは当然、そのようにやっていると皆さんは言うでしょうね。

本当にやっていると胸を叩いて言えるでしょうか?

 製品を設計販売している企業を例にして、ポイントとなる10点を下記に紹介します。

①品質の問題発生懸念は、製品開発の段階から始まっているので、発生する問題を予測列挙し記録している。

②開発時のこのような不安が共有されている。

③共有された不安をキチンと解決してから生産を行なっている。

④生産中に発生した問題は、生産を止めて対策をしている。

⑤発生した問題の真因を突き止め本質的対策を行なっている。

⑥本質的対策の結果を期間や頻度を決め、対策の効果確認を共有している。

⑦問題が残っている状態で製品を出荷販売していない。

⑧市場の問題に迅速に真摯に対応し、適切な情報を社会に提供している。

⑨生産工程とお客様からの問題点を社内で共有して、製品開発時に、未然防止対策の織り込み確認を行なっている。

⑩安全についで、品質を企業の重要管理に位置付けて、隠蔽できない管理の仕組みができている。

 どうでしょうか?上記の10ポイントが自信を持ってできていると言える企業はないのではと思います。

 コスト競争の陰で、品質をいつのまにか犠牲にしていないことを祈るばかりです。

 このように品質管理には設計から生産そして市場問題における構造や現象などの幅広いが必要になります。

 そこで、このような知識の記録をどのようにすべきかの検討が必要となります。デジタルトランスフォーメーションとして取組むには一番技術的にも良いテーマだと言えます。


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